蓬莱庭園

蓬莱庭園

 この蓬莱庭園は江戸初期寛永年間に小堀遠州の作として伝えられサツキの大刈り込み鑑賞式枯山水庭園です。書院前方正面の二段刈り込みと左右の大刈り込みは大洋の大波小波を現し白砂の水面上に刈り込みを以て宝船を浮べ中に七つの石と小さな刈り込みで七宝と七福神を象徴しています。又、縁先右側には刈り込みによる亀島を、中央には礼拝石が配されています。書院後方茶室の前庭は、築山枯山水にて蓬莱山と称し、石組に数種の灌木とサツキは恰も友禅模様の如く実に華麗なる眺めであり、8.9月ともなれば刈り込みの線条美うるわしく幽雅流麗の様はこの庭園の美しさを味わうことが出来ます。秋は背景の紅葉に彩られ赤、緑、白、三色配合の美、最も美しく冬は紫褐色に変じて閑雅静寂、茶人の好む庭園となり、まさに「静中の動」とも言うべく禅味豊かな作者の非凡さを窺うことが出来ます。尚、当寺は天平年間行基菩薩の開創の地で境内の周辺には雄大なる心字の池があり、蒼樹碧をたたえ風光明媚にして千古の霊跡を物語っています。

大池寺仏殿棟札銘文

開基は行基菩薩、その後天台宗に属し、邯鄲山青蓮寺と号する。
さらに無才智翁禅師により禅宗に改められる。『山中文書』では鎌倉末期に「那坂寺」と見える。

天正四年(1576)
建物が安土城築城のために持ち去られ仏像のみが残る
寛文七年(1667)
丈厳禅師が名坂村をおとずれる
寛文八年(1668)
後水尾上天皇より銀百両下賜される、大坂泉屋材木奇進、十一月起工
寛文九年(1669)
五月上棟、寺号改称「龍護山大池寺」
延宝三年(1675)
仙台藩士仏像整備奇進
延宝四年(1676)
仙台藩士梵鐘鋳造奇進
天和二年(1682)
仙台藩士奇進により瓦葺開始
貞享元年(1684)
3月12日、住持丈厳叟慈航により竣工供養

仏殿大工は池田村(甲南町)中村傳十郎

本尊釈迦如来

【本尊釈迦如来】
天平時代行基菩薩による一刀三札の釈迦と伝えられる。丈六坐像の木彫で約八尺の大仏像であります

大般若経六百巻

【大般若経六百巻】
南北朝時代後醍醐天皇を始め、高僧により写経し
当時乱世の平安を祈願し納経されたものであります

大池寺の写真集

蓬莱庭園 臨済宗 妙心寺派 大池寺
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