平成15年8月19日(火)毎日新聞に記載されました。
<旧跡東禅寺を伝えるお寺>
往古の昔、この地に天台宗の東禅寺というお寺がありました。比叡山・延暦寺を建立され、天台宗の開祖である伝教大師・最澄が大同三年(八〇八)に当地にご逗留になり、一寺を建立され、足下山円頓院東禅寺と名付けられました。そして、弟子に東禅寺をまかされ、東国巡教の旅に出られました。この東禅寺は、七堂伽藍の大寺であったと伝えられています。延慶二年(一三〇九)親鸞聖人の高弟であり、高田門徒の総帥。顕智上人が三河国・妙源寺より東禅寺に立ち寄られ、お念仏を布教され、一体の阿弥陀如来像を残されました。天文六年(一五三七)には、本願寺第十代宗主・証如上人から阿弥陀如来絵像とを下付され、正保四年(一六四八)に、本願寺より寺号を下付。足下山・明源寺となり、お念仏繁盛の寺として現在に至っています。(寺宝、蓮如上人六字名号・聖徳太子縁起伝等)